2018年12月17日月曜日

歯と頭が痛い人は、知っておいた方が良い事


「最近、頭痛がしていませんか?」

「どうしてわかったのですか?」

こんなやり取りをすることがよくあります。

歯並びは、なぜ頭痛につながるのか?

今回は、これについてお話したいと思います。

咬み合わせ由来の頭痛




咀嚼筋は、下顎の骨とほお骨や頭蓋骨をつないでいる厚い筋肉で、ものを噛む際に重要な役割を果たします。

歯をくいしばると(ストレスを受けたときにするように)、この筋肉がこわばることがよくあります。これが、頭痛の原因の一つとなるのです。

それがどうして頭痛につながるのか?それは咀嚼筋がこわばってくると、一緒になって頭と首のほかの筋肉も緊張するためです。

例えば、「後頭下筋群」(頭の後ろの底部にある筋肉グループ)や、「前斜角筋」と「中斜角筋」(首の筋肉)などです。その力があまりにも大きいと、緊張性頭痛が起きます。

痛みは、薬を飲みたくなる位強い場合もありますが、自分自身で行うマッサージで簡単に解消できることもあるのです。



頭痛を解消!咬筋マッサージのやり方




1 アゴの骨とほお骨がつながっているところにある「咬筋」を、そっと圧迫します。

2 口を開けて。

3 閉じます。



指の腹か指関節を咬筋に当てます。そして、できるだけアゴを開きます。次いで、口を閉じ、筋肉の緊張が解けるまでこの動きを繰り返します。たったそれだけ。最初は、1日に数回行う方がよいでしょう。

ストレスがかかる年の瀬、歯をくいしばる傾向がある人はとくに。緊張性頭痛が出やすくなります。咀嚼筋のケアも一緒に行い、健やかに新年を迎えましょう。

2018年12月8日土曜日

【新説】お米の国の歯周病予防

『今年もお疲れさまでした。来年も頑張りましょう』
忘年会での美味しい料理とお酒 楽しみな時期になりました。


忘年会は、楽しいのですが、問題が一つあります。
太るんですよ!! この悩み 僕だけではないはずです。
毎年の事ながら、この時期は、宴会と体系維持の両立がとても難しい。
方法はいろいろありますが、僕は炭水化物を制限する方法が好きです。
夜ごはんに白米を食べない方法です。結構有名ですよね。
そんな白米ですが、最近歯周病の薬としての研究も進んでいるようです。



支えとなる骨が無くなる歯周病


 日本の中高年の多くが発症している歯周病は、国民病のひとつ。歯肉の炎症から始まって徐々に深刻化。歯と歯肉の境目の歯周ポケットが深くなると、歯肉の下の歯槽骨が吸収され、歯がぐらつくようになり、最終的に歯そのものを失うことになる。未だ現在の医学でも吸収された歯槽骨の回復は極めて困難な状態です。



発見!!! 歯周病にも有効なライスパワー


 新潟大学のグループは、米から抽出した15種類のペプチド(アミノ酸加工物)を歯周病のマウスに投与した結果、9番目と11番目のペプチドは、骨の炎症を抑え、骨を吸収する破骨細胞の数を減らす働きをすることを突き止めた。つまり、お米から抽出された成分が優秀な予防薬になるということです。



日本人はやっぱりお米が大好き


 「日常的に食べる米であれば安全な治療薬が開発できるうえ、現在使われている抗生物質の乱用を抑えることにも結びつく」今後は新潟に拠点がある米の関連企業と連携して、新薬開発に乗り出すとのことです。今後の展開が楽しみです。