2016年7月8日金曜日

・・・・幼稚園行かない...



「こんなお弁当、イヤ……幼稚園行かない。。。(泣)」
泣きながら、お弁当に文句を言っているのは、お隣に住む男の子。
燃えるゴミを持ちエレベーターを待つ僕のすぐ横で、男の子と母親が朝っぱらからモメています。
「幼稚園いかない…」
「なんでイヤなの?」
「お弁当、いつものがいい・・・」
「せっかく新幹線のおにぎりを作ったのに、なんでイヤなの??」
「いやだ、、、」
「エレベーター来るよ。」
「イヤ!(泣)」...
男の子と母親が朝からモメているのを横目で見ていたとき、ちょっと不思議に思ったんです。
というのも、男の子はお弁当に入っている新幹線の形をしたおにぎりがイヤな様子。
新幹線型のおにぎりを普通のおにぎりに取り替えてくれないと、幼稚園に行かないと言っているようでした。
でも、男の子は、電車が大好きなはず...
かばんにもキーホルダー的な感じで、電車のおもちゃをぶら下げているんです。
なのに、なんで新幹線のおにぎりだけはこんなに嫌がるんだろう、、、と不思議に思ったんです。

「新幹線のおにぎりを見たら、『僕もほしい~』って言うと思うよ」


「ガチャ」
戸締りをしたお父さん登場。
駄々をこねる我が子を見て少し考えてる。
「新幹線のおにぎりを◯◯君や△△ちゃんが見たら、『僕もほしい~』って言うと思うよ」
男の子は一瞬ハッとした顔をして、しばらくしたら泣き止みました。
そして、
「新幹線のおにぎり持っていく?」
「うん」
幼稚園に出かけて行ったんです。

ひとこと言われただけで、嫌がっていた男の子が素直に幼稚園に行く。
その姿を見て、「他人の目」を気にしているのは、子供も大人も同じだなぁと。

男の子にとって、一番気になる他人の目は、同じ幼稚園の子供たちや先生だったんでしょう。
なので、その一言を聞いただけで素直に幼稚園に行きました。

他人からどう思われているか?

大人ならもうちょっと複雑かもしれませんが、基本的には同じ。
たとえば、車のBMWも安い車よりは乗り心地よかったり、安全性が高かったりするかもしれません。
ですが、
「◯◯さん、めちゃカッコイイ車乗ってますね。僕も欲しかったんですよ~」と言われる(もしくは、心の中でそう思われていると想像する)ことに比べると大したことではないんじゃないでしょうか。大きな家や庭、豪華な家具。ブランド品などなど、、、他人からよく見られたい。そんな気持ちが購入の背中を押している商品はたくさんあります。

逆に、他人から悪く思われたくない。そんな気持ちも強いパワーを持っています。
ちょっと変わった例を思いついたので、中学生ぐらいの気持ちになって読んでほしいのですが、
「エロ本を買った帰りに『今交通事故に遭ったら、エロ本を買ったことがバレるな。新聞に載るかも』」
みたいなバカなことを考えたことがあるのは、男性なら僕だけではないはずですw
これも「エロ本を買ったことを誰にも知られたくない」という意味で他人の目を意識していますよね。




あなたが、「他人からよく見られたい」という気持ちを満足させるなら、、、
どんな方法があるでしょうか?
この気持ちはとても強烈なパワーを持っているので、一度、考えて見る価値はあると思いますよ。