2019年1月12日土曜日

歯医者だけが知っている完食指導の欠点

昨年末、ニュースで少し話題になった
『完食指導』
私なりに考察をしてみました





学生時代、運動部に所属していた私は、完食指導に反対はしません。
勿体無い+用意してもらった方々への感謝の気持ちを知ることができるからです。
ただ、歯科学的に完食指導が適さない子供がいるのも事実。
その特徴は、①上の歯並びしか見えないまたは、目立つ ②前歯の歯並びがガタガタになっている です。
このどちらかが当てはまる場合、完食指導は慎重に行った方が良いと思います。
理由は、歯が使いづらいからです。



使いづらい歯とは




口は2つの方向に動きます。縦方向の丁番運動。扉の開閉の様な運動と、
横方向の側方運動です。
使いづらい歯とは、側方運動をうまく行えない歯並びのことです。
側方運動ができないと、食べ物をブツ切りに出来ても、磨り潰すことがとても困難なため、飲み込むまでにとても時間がかかります。結果、途中で飲み込むことを諦めたり、疲れて食事をやめてしまうこともあります。





残さず食べることを教えることは、感謝を伝えること。
とても大切なことですが、咀嚼することが苦手な子供に対しては
他の方法で伝える方が良いですね。

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