2019年7月13日土曜日

歯が痛い! 季節の変わり目に起きる口の中の痛み


『○年前に入れた銀歯が、一週間前から痛くなった』
『一カ月前くらいから歯がしみる。冷たいもので特に強い』
『前から、大きく開けたときに音は鳴っていた。ここ最近は、顎が痛い。』

梅雨の時期にこんな症状の患者さんが多く来院します。
時期的なものなので、そのほとんどが、時間の経過と共に症状が緩和していきますが、
なぜこの時期には、こんなことが起こるのでしょうか?

生活のストレスが発生させる歯の痛み


体内時計と標準時間に差があると体調が悪くなりやすい。
時差ボケがとても解りやすい例です。
医学的に言うと、体の内と外で環境が違う状態のことを「脱同調」といいます。
この脱同調が長く続くとストレスを感じます。
このストレスは、歯軋りを大きくして、結果、歯・歯茎・顎の関節のどれかに症状が出ます。(一定せず、その時一番弱いところが痛くなります。)

今の時期は、昨日寒かったのに、今日は暑いなど自然の寒暖の差があり
加えて、部屋の外と内の寒暖の差もあります。
脱同調が起きやすい時期なのです。

対応方法は、
    ストレスが緩和する(体が慣れる)まで待つ。
    歯科医院でマウスピースを作る です。

判断基準は、痛みが生活に支障があるかどうかです。
    の治療は、即効性がある治療なので、もし痛くなったら来院をお願いします。

2019年5月24日金曜日

授乳中は、お薬がのめません? もう我慢しない。


『ここ2~3日右の奥歯が痛くて、特に物を噛むと痛いです』

季節の変わり目は、こんな訴えの患者さんが増えます。
虫歯のせいではなく、歯周病のせいでもない。
歯軋りによる歯への疲労の蓄積によって痛くなることがあります。
細菌が関与していないからと侮ることなかれ!
この痛み、期間こそ短いですが、相当なものです。
例えるなら、強い筋肉痛も様なものです。

こんなとき頼りになるのが鎮痛剤(痛み止め)。
ですが、授乳中のお母さんは飲めないと思われています。
薬の成分が母乳に出てしまい赤ちゃんに害があると思われているせいです。
でも、
本当は、痛みを我慢しないでお薬飲んでも良いようです。

最新の授乳とお薬事情


国立成育医療研究センターの妊娠とお薬の発表によると、歯科で使われやすいお薬はほとんど影響がないとしています。
私が処方している。オラセフ・ロキソニン・ボルタレンも安全なお薬に入ってました。

授乳中の歯の痛みでお困りの時は、ご自身でも判断できるように国立成育医療研究センターのリンクを張っておきます。ぜひ、ご覧ください。

2019年5月18日土曜日

令和元年 母親になる人に知ってもらいたいこと


令和初のブログ投稿
気合いをいれて、いきます。

何を話そうか?
今日はいつもの診療で気を付けている大事なことについて
話そうかなと思います。


世の中は、少子高齢化社会ですが、千葉ニュータウンは子供が多い!
患者さんの中にも妊娠されている方が常にいます。
最近では、出産+子育てと虫歯菌+歯周病菌は関連があることも認知されているので、
出産前にお口の環境を整えるために、歯医者さんに来られる方がいます。
どなたも通常の歯科診療は何も問題ないのですが、妊娠後期(8カ月以降の方)の方限定で気を付けていることがあります。
それは、椅子を倒す角度。仰向けで水平位まで倒してしまうと気分が悪くなることがあります。仰臥位低血圧症候群(ぎょうがい ていけつあつ しょうこうぐん)と呼ばれます。

仰臥位低血圧症候群とは?

SHSと略され,妊娠末期の妊婦さんが仰臥位になった際,子宮が下大静脈を圧迫し,それにより右心房への静脈還流量が減少するため,心拍出量が減少し低血圧となるもの。頻脈,悪心・嘔吐,冷汗,顔面蒼白などの症状があります。対応としては,心臓側を下にして横たわること。右心系に血液が戻ってくるようにすることで,症状は速やかに回復する。

自宅での就寝時にも起きることがあります。もし横になっている時、気分悪くなったら、左を下にしてみてください。

2019年4月19日金曜日

新生活でわかる矯正の必要性


すっかり桜も葉桜に代わり、本格的に春になってきました。
新社会人・ご入学など生活の変化もあり、今までの日常とは違う生活を
どこか落ち着かない様子で過ごす人もいると思います。

新小学一年生は、どこか落ち着かない様子
ドキドキの生活が始まります。新たな生活の中には給食もあります。
大人になっても色々な思い出があるため、給食を提供するお店へ食事をしに行く方もいるくらい思い出深いものです。私たちも経験した給食が彼らの中でも始まります。
楽しく食べていい思い出を作ってほしいものです。

ただ、

悪い記憶をお持ちの方もいますよね。私たちの記憶の中にも給食を嫌がる同級生が一人はいるはず、そのほとんどは、食べるスピードが遅い子だったはずです。
その子は、なぜ毎回そんなに食べるのが遅かったのでしょうか?
これには咬み合わせが深く関与します。


正常なお口の動きは開閉運動の縦の動き、磨り潰す横の動きの両方ができます。
しかし、咬み込みが深すぎる子は歯の重なりが深すぎて、横の動きをする際に上の歯が壁になってしまい上手く動かせません。
このため縦の動きだけで食事をとるのですが、片方の動きだけで飲める大きさにするのには時間がかかります。
家庭での朝ごはんや夜ご飯には時間に制限がないので大きな問題にはなりませんが、給食には時間に制限があります。遊ぶ時間やお話をする時間を含めてお昼休みなのです。
友達と一緒の行動をとれないとこで嫌な思いをしています。


こんな思いを止めるためには、原因の咬み合わせを改善することが必要です。
20年前とは大きく異なり、今は6歳くらいから使える装置もあります。
『うちの子、ひょっとしたら』 と思ったら、
まず、歯医者さんに相談してみてください。

2019年2月22日金曜日

1分で出来る口腔癌のセルフチェック

こんにちは 河合です。
本日はタイムリーなお話。

先日、堀ちえみさんが口腔癌になられたとのニュースを観ました。
比較的、早期発見が出来るため
あまり怖くはない病気です。
簡単に出来るセルフチェックの方法をお伝えしようと思います。

(堀ちえみさんの場合、リウマチのお薬の副作用が、口内炎だったことが対応が遅れた原因と考えられます。)

① 1週間たっても改善しない。
お口の病気は、治りが早い傾向があります。1週間以上続く症状は、何か原因があります。
② 接触痛が続く。
口内炎と口腔癌の大きなちがいは、痛みの強さと長さがあります。特に接触痛では著明であるとされています。

以上、2点です。簡単でしょ。
早めの対応で、安心を手に入れてください。
それでも不安な場合は、拝見させて頂きます。お気軽にお電話下さい。

2019年1月12日土曜日

歯医者だけが知っている完食指導の欠点

昨年末、ニュースで少し話題になった
『完食指導』
私なりに考察をしてみました





学生時代、運動部に所属していた私は、完食指導に反対はしません。
勿体無い+用意してもらった方々への感謝の気持ちを知ることができるからです。
ただ、歯科学的に完食指導が適さない子供がいるのも事実。
その特徴は、①上の歯並びしか見えないまたは、目立つ ②前歯の歯並びがガタガタになっている です。
このどちらかが当てはまる場合、完食指導は慎重に行った方が良いと思います。
理由は、歯が使いづらいからです。



使いづらい歯とは




口は2つの方向に動きます。縦方向の丁番運動。扉の開閉の様な運動と、
横方向の側方運動です。
使いづらい歯とは、側方運動をうまく行えない歯並びのことです。
側方運動ができないと、食べ物をブツ切りに出来ても、磨り潰すことがとても困難なため、飲み込むまでにとても時間がかかります。結果、途中で飲み込むことを諦めたり、疲れて食事をやめてしまうこともあります。





残さず食べることを教えることは、感謝を伝えること。
とても大切なことですが、咀嚼することが苦手な子供に対しては
他の方法で伝える方が良いですね。

2018年12月17日月曜日

歯と頭が痛い人は、知っておいた方が良い事


「最近、頭痛がしていませんか?」

「どうしてわかったのですか?」

こんなやり取りをすることがよくあります。

歯並びは、なぜ頭痛につながるのか?

今回は、これについてお話したいと思います。

咬み合わせ由来の頭痛




咀嚼筋は、下顎の骨とほお骨や頭蓋骨をつないでいる厚い筋肉で、ものを噛む際に重要な役割を果たします。

歯をくいしばると(ストレスを受けたときにするように)、この筋肉がこわばることがよくあります。これが、頭痛の原因の一つとなるのです。

それがどうして頭痛につながるのか?それは咀嚼筋がこわばってくると、一緒になって頭と首のほかの筋肉も緊張するためです。

例えば、「後頭下筋群」(頭の後ろの底部にある筋肉グループ)や、「前斜角筋」と「中斜角筋」(首の筋肉)などです。その力があまりにも大きいと、緊張性頭痛が起きます。

痛みは、薬を飲みたくなる位強い場合もありますが、自分自身で行うマッサージで簡単に解消できることもあるのです。



頭痛を解消!咬筋マッサージのやり方




1 アゴの骨とほお骨がつながっているところにある「咬筋」を、そっと圧迫します。

2 口を開けて。

3 閉じます。



指の腹か指関節を咬筋に当てます。そして、できるだけアゴを開きます。次いで、口を閉じ、筋肉の緊張が解けるまでこの動きを繰り返します。たったそれだけ。最初は、1日に数回行う方がよいでしょう。

ストレスがかかる年の瀬、歯をくいしばる傾向がある人はとくに。緊張性頭痛が出やすくなります。咀嚼筋のケアも一緒に行い、健やかに新年を迎えましょう。