「最近、頭痛がしていませんか?」
「どうしてわかったのですか?」
こんなやり取りをすることがよくあります。
歯並びは、なぜ頭痛につながるのか?
今回は、これについてお話したいと思います。
咬み合わせ由来の頭痛
咀嚼筋は、下顎の骨とほお骨や頭蓋骨をつないでいる厚い筋肉で、ものを噛む際に重要な役割を果たします。
歯をくいしばると(ストレスを受けたときにするように)、この筋肉がこわばることがよくあります。これが、頭痛の原因の一つとなるのです。
それがどうして頭痛につながるのか?それは咀嚼筋がこわばってくると、一緒になって頭と首のほかの筋肉も緊張するためです。
例えば、「後頭下筋群」(頭の後ろの底部にある筋肉グループ)や、「前斜角筋」と「中斜角筋」(首の筋肉)などです。その力があまりにも大きいと、緊張性頭痛が起きます。
痛みは、薬を飲みたくなる位強い場合もありますが、自分自身で行うマッサージで簡単に解消できることもあるのです。
頭痛を解消!咬筋マッサージのやり方
1 アゴの骨とほお骨がつながっているところにある「咬筋」を、そっと圧迫します。
2 口を開けて。
3 閉じます。
指の腹か指関節を咬筋に当てます。そして、できるだけアゴを開きます。次いで、口を閉じ、筋肉の緊張が解けるまでこの動きを繰り返します。たったそれだけ。最初は、1日に数回行う方がよいでしょう。
ストレスがかかる年の瀬、歯をくいしばる傾向がある人はとくに。緊張性頭痛が出やすくなります。咀嚼筋のケアも一緒に行い、健やかに新年を迎えましょう。
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