2016年6月7日火曜日

活性酸素は体にとって敵か味方か

5月から6月。
もう半年過ぎるのか・・・ なんて所々で落胆の声が聞こえる様です。
半面、ボーナス前にウキウキする時期でもあります。
そして、梅雨入り。
ウキウキやジメジメ。なんだか忙しい時期の到来です。
皆さん、風邪引いたりしていませんか?

風邪を引いた際に「熱」がでます。
熱がでるということは、風邪のウイルスに対して、免疫が発する活性酸素が攻撃しています。
37度ほどの微熱のときは、体内では弱い活性酸素を用いてウイルスに対応します。
活性酸素は、細菌などを攻撃して人の生命維持には欠かせません。異物の攻撃して殺してくれる意味では、活性酸素は体にとっては必須な物質です。白血球が異物をやっつける武器は活性酸素です。

活性酸素の利点と欠点

この活性酸素は主に、4種類あるといわれています。

 ①スーパーオキシド・ラジカル
活性酸素の中で最も大量に発生するタイプで、体内では酸素から生成されるために、体内での発生そのものはどうしても避けることはできません。

 ②過酸化水素
この物質は、身近なところで使われています。それはオキシドールです。オキシドールとは過酸化水素であり、その特性を生かして傷口の消毒や殺菌に使われます。この過酸化水素は、スーパーオキシド・ラジカルと水が反応して発生します。
また、白血球に属する顆粒球は、体内の異物をやっつける際に過酸化水素を利用しています。

 ③一重項酸素
放射線や紫外線を浴びると体内で大量に発生します。この活性酸素は強い酸化力をもちます。この作用は、医療の世界で治療法として確立されています。癌細胞を縮小させる放射線療法が有名です。

 ④ヒドロキシラジカル
酸化力が強いのがヒドロキシラジカルです。体内の糖質やタンパク質や脂質などのあらゆる物質と反応し発生します。活性酸素のなかで最もこの作用は、細胞内の遺伝子(DNA)をひどく傷つけてしまうほど強力で、いわゆる「ガン」を誘発する物質といわれています。


活性酸素の素晴らしい成果

一重項酸素の癌への治療はとても有名です。ただ、紫外線が届く範囲に限られます。
人より体の小さい生き物、つまり、犬や猫の癌治療には大きな成果を出し始めています。
そして、この技術、歯科でも注目され始めています。歯周病の治療です。
歯周病は、感染症です。発症には細菌が必ず関与しています。
この細菌を選択的に殺菌する方法が確立されて、愛知学院大学を中心に論文が書かれています。重度の状態では、なかなか思い通りに結果の出なかった歯周病治療。今後の対応まで変化する夢のある治療方法が出てきました。素晴らしい。


追伸:この治療法、うちでも導入決定です。